国史跡「夕田墳墓群」

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国史跡「夕田墳墓群」について

夕田墳墓群の概要

概要
名称 夕田墳墓群(ゆうだふんぼぐん)
(蓮野1号墳・杉洞1号墳・夕田茶臼山古墳 計3基)
所在地
  • 夕田茶臼山古墳:岐阜県加茂郡富加町夕田692番1外2筆
  • 蓮野1号墳:岐阜県加茂郡富加町夕田314番11

場所については夕田墳墓群案内図をご覧ください。富加町郷土資料館でもマップを配布してご案内しています。
夕田茶臼山古墳と蓮野古墳は近くで見学ができますが、杉洞1号墳は民有地のため立ち入りができません。
お車でお越しの方は「富加町郷土資料館駐車場」または「夕田茶臼山古墳見学用駐車場」をご利用ください。

濃尾平野の北東端、川浦川(かわうらがわ)左岸の丘陵地の入り口部丘陵上及び谷奥の舌状丘陵突端部に築造された、蓮野1号墳(墓)、杉洞1号墳(墓)、夕田茶臼山古墳の3基からなる墳丘墓及び古墳です。蓮野1号墳(墓)は平野部を見下ろす丘陵前端の頂部に立地する直径約15mの円丘状(えんきゅうじょう)の主丘部(しゅきゅうぶ)に主丘部直径とほぼ同じ幅の方形に近い突出部が取り付く、墳長28mの突出部付の墳丘墓の可能性が指摘されています。杉洞1号墳(墓)は、蓮野1号墳(墓)の北西約170mの丘陵頂部に立地する直径約18mの円丘状の主丘部に長方形の突出部が取り付く、墳長30mの突出部付の墳丘墓の可能性が指摘されています。夕田茶臼山古墳は前方後円墳で、墳長39.5m、後円部径24.5m、前方部長15.0m。前方部前面には墳丘と丘陵を画す溝が掘り込まれており、埋葬施設は木棺直葬(もっかんちょくそう)で、3世紀中頃の築造です。

東海地域においては弥生時代後期後葉に前方後方形の墳丘墓が出現し、終末期後半に増加することが知られています。夕田墳墓群はそれとは異なる墳丘墓の展開が指摘されており、弥生時代後期後半から古墳時代前期にかけての墳墓の展開を考える上で重要とされています。中でも夕田茶臼山古墳は、当該地域において、いち早く造られた前方後円墳であり、前方後円墳の東日本への広がりを考える上で重要です。

特色

夕田墳墓群は2世紀後葉から3世紀中頃にかけて築造された墳丘墓(ふんきゅうぼ)及び古墳です。突出部付(とっしゅつぶづき)の墳丘墓の蓮野(はすの)1号墳、杉洞(すぎぼら)1号墳、前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)の夕田茶臼山古墳(ゆうだちゃうすやまこふん)からなっています。弥生時代終末期から古墳時代初頭にかけての首長墓(しゅちょうぼ)の変遷やその墳丘構築法(ふんきゅうこうちくほう)が分かる重要な事例です。(弥生時代終末期から古墳時代初頭にかけて築造された突出部付の墳丘墓及び前方後円墳)

国史跡の指定について

令和4年6月17日に国の文化審議会より答申が出され、令和4年11月10日に国史跡に指定されました。今回は、夕田墳墓群のうち2基(蓮野1号墳・夕田茶臼山古墳)が国史跡に指定されました。

改1蓮野1号墳 墳丘復元図.jpg

 

改1杉洞1号墳 墳丘復元図.jpg

 

改1夕田墳墓群 夕田茶臼山古墳俯瞰(西より)(富加町提供).jpg

夕田茶臼山古墳俯瞰

改1夕田墳墓群 夕田茶臼山古墳確認調査写真(富加町提供).jpg

夕田茶臼山古墳確認調査写真

出土品について

富加町郷土資料館にて夕田茶臼山古墳の模型や夕田墳墓群から出土した土器等の一部を展示しています。ぜひご覧ください。

夕田墳墓群案内図(保育園).jpg

調査報告書について

  • 夕田茶臼山古墳についてはファイルをご覧ください。
    夕田茶臼山古墳報告書 (PDF 13.1MB)
  • 蓮野1号墳と杉洞1号墳の調査については『夕田墳墓群総括報告書1』に所収しており、富加町郷土資料館にて1部1,000円にて有償頒布しております。

お問合せ

名称 富加町郷土資料館
所在地・連絡先 岐阜県加茂郡富加町夕田212番地
TEL:0574-54-1443
開館時間 午前9時~午後4時
休館日:月曜日・祝日の翌日・年末年始

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