有毒植物による食中毒予防

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食用の野草と確実に判断できない植物は、絶対に「採らない・食べない・売らない・人にあげない」

毎年、特に春先から初夏にかけて、有毒植物を食用の植物と誤って喫食したことによる食中毒が多く発生しており、高齢者の事例が高い割合を占めています。
食用と確実に判断できない植物については、絶対に「採らない」、「食べない」、「売らない」、「人にあげない」ようにしましょう。

平成28年に、岐阜県内において、有毒植物「ハシリドコロ」の誤食による食中毒が発生しました。
ハシリドコロは、高さ30センチメートルから60センチメートル程度の多年草で、葉は長円形で先はとがっています。新芽、若葉の頃は全体が柔らかくてみずみずしく、悪臭もないため食用と間違えて食べたことによる食中毒が発生しています。特に若芽の頃は、フキノトウと誤って採取されることがあるため、注意が必要です。

有毒成分

アルカロイド(アトロピン、スコポラミン等)を含んでいます。

症状

発症は経口摂取後1~2時間で、嘔吐、目まい、幻覚等の症状が現れます。

ハシリドコロの写真

土に生えているハシリドコロの新芽

根っこがついたハシリドコロの若葉

類似の植物との鑑別

「ハシリドコロ」と「ハンゴンソウ」の鑑別
ハシリドコロ 有毒 ハンゴンソウ 食用可
分類ナス科キク科
茎の高さ40~50センチメートル2メートル
楕円状卵形羽根状に3~7に深く裂ける
花期・花の色4~5月・暗紫紅色7~9月・黄色
新芽に時期早春早春
「ハシリドコロ」と「フキノトウ」の鑑別
部位等ハシリドコロ 有毒フキ(フキノトウ)食用可
全体・臭い若い芽は太く棒状・臭いはない若いものは球形・フキの香り
「ハシリドコロ」と「オニドコロ」の鑑別
部位等ハシリドコロ 有毒オニドコロ 食用可
つるつる性ではない、茎は太く直立つる性植物、茎は細く右に巻く

ほかにも食用と間違えやすい有毒植物があり、全国的に有毒植物の誤食による食中毒事例が頻発しています。
ホームページ等を参考に、有毒植物による食中毒を予防しましょう。

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福祉保健課 保健係

電話:
0574-54-2117
Fax:
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