地域包括支援センターは、地域で暮らす高齢者(65歳以上)のみなさんを、介護・福祉・医療・健康などさまざまな面から総合的に支援しています。
1 総合相談支援
生活の中で困っていることや心配なことについて、様々な制度や社会資源を利用し、総合的な支援を行っています。
- 介護保険制度や福祉サービスの相談
- 介護の仕方や介護用品などについての相談
- 住宅改修についての相談
2 権利擁護
人権や財産を守る権利擁護相談事業の窓口として、成年後見制度の活用や虐待の早期発見・防止に努めています。
3 介護予防ケアマネジメント
高齢者の介護予防及び生活支援を目的とて、要支援1と要支援2に認定された方や介護予防・日常生活支援総合事業の基準に該当された方に対して、介護予防事業の通所型サービスや訪問型サービス、一般介護予防事業を包括的かつ効率的に提供されるように援助を行う事業です。
指定介護予防支援
要支援1と要支援2に認定された方の「介護予防プラン」を作成し、通所リハビリテーション事業者や訪問看護事業者、福祉用具貸与事業者等と連絡調整を行い必要な支援を行っています。
4 包括的・継続的マネジメント
地域への社会資源を活用しながら、高齢者の支援につなげる仕組み作りや、相談員やケアマネージャーなどと連携を図っています。
5 介護予防事業(65歳以上の方を対象)
<通所型サービスC>
パワリハ教室
トレーニングの機器を用いた運動教室で送迎が利用できます。
日 時:毎週火曜日と木曜日(週2回) 午後1時30分~午後3時30分まで
この教室では担当者が個々に応じた計画書を作成し、評価します。
※原則3ヵ月間の利用となります。
<一般介護予防事業>
筋力アップ教室
トレーニング機器を用いた運動教室で送迎が利用できます。
日 時:水曜日または金曜日のどちらか選択した曜日(週1回) 午後1時30分~午後3時30分まで
いきいきトレーニング
開放時間内であれば、トレーニングマシンなどで自由に運動ができます。送迎はありません。
日 時:毎週月曜日~金曜日の午前8時50分~午前11時45分まで
月曜日のみ午後も開放しており、午後1時15分~午後3時45分まで利用ができます。
※新規で利用する方は、初めに6・9・12・3月に開催される講習会を受講してください。
受講後に年間登録料(1,000円)をお支払いいただくと1年間利用ができます。
フレイル予防体操教室
専門職(理学療法士)が各公民館、高齢者活動センターなどに出向き、筋力アップに効果的な運動を教えます。
日 程:月1回(5~2月まで) 午前10時~11時30分まで
その他:広報とチラシで案内しますで、詳しくはそちらをご覧ください。
6 認知症事業
「認知症」とは、何らかの病気や障害などの様々な原因によって、記憶や判断などを行う脳の機能(認知機能)が低下し、日常生活や仕事に支障をきたすようになった状態のことを言います。
認知症の中で最も多いと言われているのが、アルツハイマー型認知症です。他にも脳血管性認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症など色々あります。若くても脳血管性認知症やアルツハイマー型認知症のために認知症を発症することがあり、65歳未満で発症した認知症を若年性認知症といいます。
最近は、生活や仕事に支障をきたさないような軽い症状でも軽度認知機能障害(MCI)と早期診断がなされるようになりました。MCIの約半数は5年以内に認知症に移行すると言われています。この段階から運動など予防的な活動を開始することで認知症の進行を遅らせることが期待されています。認知症ではなさそうと思っても、以前より物忘れが増えている、物忘れの程度が同年代の人に比べてやや強いと感じたら、念のために専門医を受診することが早期発見対応につながります。
- 認知症の事業として下記のことを行っています。
- 認知症カフェ「うちわのカフェ」
年6回(奇数月)程度開催しています。認知症の人やなかなか外出できない高齢者、認知症を含む介護者の方々を少人数でふれあいサロンどうだんにてカフェ形式で行っています。
- 認知症初期集中支援チーム
認知症が疑われる人やご家族で認知症の症状について困っており、適切な医療サービスや介護サービスが受けられていない場合、包括支援センター職員と認知症専門医師(のぞみの丘ホスピタル)が1つのチームになって家族と一緒に問題を解決していきます。家族だけで悩まず包括支援センターへご相談ください。
- 認知症サポーター養成講座
包括支援センター職員が90分程度、認知症の症状などの講話をします。5人以上の団体で申し込みください。
- とみぱん脳トレ教室(認知症予防教室)
月2回(第2・第4水曜日)高齢者活動センターで開催しています。申し込みは包括支援センターまでご連絡ください。 - 令和6年度とみぱん脳トレ教室年間スケジュールPDF (PDF 33.7KB)
- 認知症ガイドブック(認知症ケアパス)
認知症の症状や専門医療機関一覧などをまとめた冊子があります。冊子が必要な方は、包括支援センターまでご連絡ください。 - 認知症ケアパス (PDF 3.71MB)
在宅医療・介護連携推進事業
在宅医療・福祉に携わる従事者(医師・看護師・ケアマネジャー・介護福祉士等)が互いに顔の見える関係性を構築し、多職種協働の取り組みが実現されることにより、住民が住み慣れた地域で安心して在宅医療・福祉を利用しながら暮らし続けられることを目的に事業を行っています。
<ACP(アドバンス・ケア・プランニング)はご存じですか?>
人生の最期・終末期に備えて、本人が家族などの近しい人や、医療・介護の関係者などと自分が望む医療やケアについて、あらかじめ繰り返し話し合う機会を持つことをいいます。
命の危機が迫った状態になると、自分は「どうしたいのか」と意思表示することが難しくなります。そのため、元気なうちから、もしもの時のための話し合いを行い、共有することが大切であると言われています。意思表示は、置かれた状況によっても変化するため、繰り返し話し合うことが必要です。地域包括支援センターでは話し合いのきっかけづくりをしたり、相談業務などを行っていますので、お気軽にお問合せください。
お問い合わせ
富加町地域包括支援センター TEL 0574-54-2184
夜間、早朝や平日以外に緊急のご用件がある場合は、富加町役場にお問い合わせください TEL 0574-54-2111